人間失格 (太宰治・著)

多感だった高校生の頃に読みました。


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太宰治が大好きだった友達と、熱く語り合ったことは覚えているのですが、内容の方はきれいさっぱり忘れてしまいました。
ということで、30年ぶりに読んでみました。


主人公は資産家の家に生まれ、頭がよく、容姿もよく、次々と女性からも好かれる。
それでも幼いころから幸福感・達成感・希望といった人としての感情を理解できないまま大人になり、やがて女・酒・薬・自殺と身を滅ぼしていき、最後には精神病棟に入れられる・・・・という何ともやりきれない話です。
 

はて? 高校生だった私は、この作品の何に共感したんだろう?
他の人に対する得体の知れない恐怖感?
本心を見透かされないように取り繕うこと?
将来への不安?  
生きていくということは、こんなに辛く悲しいのかと考えたのか?


そして今回思ったことは・・・全く共感できない。
心理学を学んだ人ならば、そこに至る過程など考えながら感情移入できるのかもしれません。
でも私にはいつもイヤなことから逃げ続け、何の努力もせず、妻が暴漢に襲われていてもただ見ているだけのどうしようもない男に見えてしまった・・・
30年の年月にすっかり私は変わったのでしょうか。

この作品は、太宰治の自伝的要素がかなり含まれているといわれています。
何度も自殺を繰り返した揚句、妻子を残して愛人と心中した太宰治という作家の生き方を、私は認められないのかもしれません。 
 
     これは私の個人的な感想です。
     太宰治ファンの方、ごめんなさい。

最後に、私は血液型差別者ではありませんが・・・
この物語そのものには共感できなかったけれど、全体に流れる虚無感というか厭世感というか二面性というか・・・そういう感覚はすっと受け入れることが出来ました。
ああ、太宰治はAB型じゃないかしらと思ったら・・・
やっぱりAB型でした。

~・~・~・~・~・~・~・

まだ実社会に出ていないピュアな感性を持っていた頃と、今の自分の感性があまりに違ってびっくり!!
これはなかなか面白いです。
でも次回は明るい内容の本を読んでみることにします。

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プロフィール

Author:woojyan
千葉県在住。
思い描いていた気ままな50代とはほど遠いけど・・・
今は会社員の夫と認知症の実母、そしてたくさんの動植物と暮らしてます。

庭の猫たち

おたん(♀) 推定2015年生まれ。猫一家のお母さん。16年夏より時々姿を見るようになり、秋に1匹ずつ子どもを引き連れてやってきた。

おたんの子供たち (右上)茶白猫・茶シロー(♂) 2016年春生まれ。優しくて面倒見のよいお兄さん。

(右下)茶トラ猫・ナオト(♂) 2016年夏生まれ。他の子の対応を見てから行動する慎重派。

(中下)黒猫・クロ(♀)
2016年夏生まれ。兄妹の中で一番の運動神経の持ち主。

(左)三毛猫・もみじ(♀) 2016年夏生まれ。好奇心旺盛で、甘えん坊な末っ子気質。

おちょう(♀) 推定2016年春生まれ? 2016年秋ごろから庭訪問の優しい子。おたんにそっくりだけれど、親子ではないらしい。

おこげ(♀) 推定2015年秋生まれ? 2017年1月から仲間入り。とってもビビり。

お☆さまになりました

幸多(♂)雑種猫 年齢不詳。6,3kg。我が家周辺で野良生活をした後、13年4月より家猫修行開始。エイズキャリアで腎機能障害あり。気は優しくて力持ちの食いしん坊。2016年1月お☆さまになりました。

ぴ~ちゃん(♀)セキセイインコ 06年春頃生まれ。幼鳥の時、迷子で保護。気が強くて怖いもの知らず。口癖は「ぴ~ちゃんカワイイ」 2013年11月お☆さまになりました。

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