動物の心

こんな本を借りました。


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動物たちがどのくらい仲間の「死」を認めているか?ではなく、
感情を動かしているか?悲しんでいるか?という観点で書かれた本です。

ここに出てくるのは、野生鳥獣、家畜、ペット、爬虫類、海洋生物など様々です。
彼らが仲間の死をどのように感じ、どのように行動しているか?
人類学者の著者の見たことが載せられています。

人間だけに高い知能と豊かな感情があるわけじゃない。
動物にも、みんな感情がある。
動物と暮らしている人ならば、普通に感じることかもしれません。
でも、そう思わない人が多いのも事実です。

この本を読むと、小さな生き物たちがどれほど心を傷つけ悲しんでいるのか、改めて考えさせられます。
特に、将来を悲観して自ら死を選んだイルカやクマの話は、本当に辛くなります。

人間が何よりも一番偉いと思っている人間が、一番愚かだと感じます。




春にして君を離れ

軽く読めて、何か面白い本はないかな~?と探していた時
たまたま見た読書ブログでおもしろい!と薦めていてたのがこの作品






Amazonのレビューもとっても高かったので、読んでみました。
アガサ クリスティーの作品ですが、ミステリーでもないし、ホラーでもないし、殺人事件も探偵もでてきません。
それなのに、最後にとっても怖くなる物語です。

主人公は良妻賢母として、理想的な家庭を築いたと満足している女性。
娘夫婦の住む中東からイギリスの家へ帰る途中、何もない砂漠の駅の宿泊所に足止めされる。
時間をもてあまして、これまでの自分の生活をふり返り、夫婦や親子関係に疑問を抱きはじめる・・・というお話。

結末がもう予想外で、うわぁ~ってなります。
特に私のような子育ても終わって、それなりに夫婦も長くやって来たと言う人が読むと、身につまされます。
平易な文章で読みやすいので、おススメです。



哲学のススメ

先日の夕食後、長男と2人きりになった時、深刻な顔で話しかけてきた。
「昨日はいろいろ考えてたら眠れなくなったんだ。」
いったいどうしたんだろう?と思い聞いてみた。
「母さんは、日本人の定義って何だと思う?」
「日本の国籍を持ってる人じゃないの?」
「じゃあ国籍法が出来る前に日本に住んでいた人は日本人ではないの?」
「日本に住んでて、日本の言葉や文化を持っていたんだから日本人でしょ。」
「じゃあ日本に住んでて、日本語がぺらぺらで日本文化を身につけていたら青い目で金髪でも日本人なの?」
・・・・・・そんな問答がしばらく続きました。
はぁ~ こういう男が夫でなくてよかったヮ。
「母さんさぁ、哲学書を読まないようじゃ大人として恥ずかしいよ。」
えっ、そうなんですか?じゃあ読んでみることにします。


長男の部屋の机の上を見ると、AKBのDVDと雑誌と・・・・・
おいおい
哲学書はどこ? あっ、あった!

この題名聞いたことがある、ちょっと難しそうだけど、頑張ってみよう!

CIMG2681のコピー 
なぜかエルが入り込んできた



1ページ目
【序文】人間的理性はその認識の或る種類において特異な運命をもっている。それは、人間的理性が、拒絶することはできないが、しかし解答することもできないいくつかの問いによって悩まされているという運命であって、拒絶することが出来ないというのは、それらの問いが理性自身の本性によって人間的理性に課せられているからであり、解答することが出来ないというのは、それらの問いが人間的理性のあらゆる能力を超え出ているからである。


すみませ~ん、日本語が理解できないんですけど・・・
ということで、最初の2文で撃沈


懲りずに続いて取り出したのはこれ

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こちらは、ちゃんとした日本語(?)になっていて、一応読めました。
誰かと口ゲンカする時に役に立つ!!
かもしれません。 
一応読んではみましたが・・・・・
哲学はやっぱり興味が持てません、ごめんなさい。

犬と猫の本

久しぶりの本の紹介です。

まずは犬の本から。

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もう、何度も何度も読みました。
ムツゴロウさんこと畑正憲さんと、一番古くから動物たちの世話をしてきたのが著者の石川さんです。 
何せうちの坊ちゃまは、そんじょそこらの子と違って、えらく激しいお子様だったものですから、しつけ教室にも行きましたし、犬に関する本も読みあさりました。
今では否定された理論なのですが、少し前までは犬の問題行動は、アルファシンドローム(オオカミの群れには序列がありボス(アルファ)がいるように、犬は人間の家族に順位をつけ、自分より下と位置付けした人には従わない、また犬がアルファとなる場合もある)という考えが、広く知られていました。
はぁ~、リックはお父さんのことは上に見てるけど、私のことは下に見てるんだ・・・
十代で反抗期真っ盛りの人間3人+反抗期の犬、毎日悶々。。。
そんな時この本を読みました。
石川さんは動物学の専門家ではありませんが、動物王国設立当初から2000匹の犬の面倒を見てきて、その経験から語ってます。
犬は飼い主が病気になった時、飼い主のことを心配する愛情深い動物であり、これ幸いとボスの座を狙ったりはしない!と、当時流行のアルファシンドロームを全否定。
みんながみんな、警察犬みたいに優秀じゃなくってもいいじゃない。
他の人に迷惑かけないで、家族が笑って過ごせるならいいじゃない。
どんな犬にだって、その子なりのいいところがいっぱいあるよ。
しつけは技術じゃないよ、愛情だよ~
もう、目からウロコでした。
これって、犬だけじゃなく、人間にもあてはまりますよね。
なんだか肩の力がふぁ~って抜けた感じがしました。
もしも、しつけのことで壁にぶつかってる方がいるなら、ぜひオススメです。



こちらは軽~く読める猫の本です。

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ビーという名前の猫が主役で、最初から最後まで猫にまつわる話です。
猫を飼ってる方なら、あーわかるわかる!っていろいろ共感出来ると思います。
ビーという猫は、作者の猫ではなくて、マンションの隣に住む住人の猫で、 ベランダ伝いに毎日やって来ては、自分の家のように気ままにしてるわけです。
でもこの作家さん、何がすごいって・・・
自分で飼ってる犬猫の話を書くのさえ難しいのに、よそんちの猫の話を1冊の本にしてしまうわけです。
何でもない日常のことを、楽しく読ませる文章にする、さすがプロです。 
常に何か書けそうなことはないか、アンテナを張っているんでしょうね。


もちろん作家さんのようにはできませんが、私もブログを書くようになって、以前よりも面白そうなことに反応することが多くなったように思います。
やたら写真撮ったりメモしたり・・・皆さんはどうですか?

変身・星守る犬

~学生の頃読んだ本をもう一度読んでみよう~第2弾
(勝手にシリーズ化しました)

中学生の頃読みました。


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ある朝、目を覚ましたら、自分が大きな虫になっていたという、とんでもない話です。

ラストがどうしても思い出せなかったので、35年ぶりに再読しました。

カフカの「変身」といえば、世界の名作などにも必ず含まれているのですが・・・
とにかく何とも不思議な話です。

一番不思議なのは、虫になった青年も家族も、その理由など全く気にすることなく、その状況を普通に受け入れて生活していること。
ありえない!!とツッコミどころ満載なのですが・・・

童話なら、野獣だってカエルだって呪いが解けると王子様に戻れるのに、この話のラストは何ともやるせないです。

この話は100年ほど前に書かれたものですが、 最近ではお父さんがフツーに白い犬だったりするので、別に驚くほどのことでもなくなったのかな?

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

こちらの本は、以前に新聞で紹介されていました。


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大人が読むマンガです。
上記の「変身」の主人公の青年と、この本の主人公のお父さんが家族から受ける扱いがとても似ていたので、今回一緒に載せました。

どこにでもいそうな普通のお父さんがリストラされ、離婚され、ホームレスになって犬と旅するという話ですが・・・

読んだ後、必ずもっと自分の犬を大事にしようという気持ちになります。
犬を飼っている人は、ぜひ読んでみてください。


ストラヴァガンザ(メアリ・ホフマン著)

Amazonのレビューでとても好評だったので、読んでみました。

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レビュー通り、とってもおもしろかったです。

主人公は現代のロンドンに住む15歳の少年、悪性腫瘍でベッドから起き上がることさえ難しい・・・その少年がふとしたことから16世紀のベネチアそっくりの美しい都市ベレッツァへ時空を超えて行き来する・・・

登場人物がみんな魅力的で、ベレッツァの街の描写も絵画的で美しく、頭の中でイメージがどんどん膨らんでいきます。
結構分厚い本ですが、最初から最後までワクワクしながら、一気に読んでしまいました。

そのうち映画化されそうな気がします。

ファンタジーを読んだのは、もう思い出せないほど久しぶりでした。
最近は結構ドロドロした小説とか啓発本が多かったので、気持ちがいいです。
中学生くらいの時に読んでいたら、もっともっと夢いっぱいに楽しめたかな?

人間失格 (太宰治・著)

多感だった高校生の頃に読みました。


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太宰治が大好きだった友達と、熱く語り合ったことは覚えているのですが、内容の方はきれいさっぱり忘れてしまいました。
ということで、30年ぶりに読んでみました。


主人公は資産家の家に生まれ、頭がよく、容姿もよく、次々と女性からも好かれる。
それでも幼いころから幸福感・達成感・希望といった人としての感情を理解できないまま大人になり、やがて女・酒・薬・自殺と身を滅ぼしていき、最後には精神病棟に入れられる・・・・という何ともやりきれない話です。
 

はて? 高校生だった私は、この作品の何に共感したんだろう?
他の人に対する得体の知れない恐怖感?
本心を見透かされないように取り繕うこと?
将来への不安?  
生きていくということは、こんなに辛く悲しいのかと考えたのか?


そして今回思ったことは・・・全く共感できない。
心理学を学んだ人ならば、そこに至る過程など考えながら感情移入できるのかもしれません。
でも私にはいつもイヤなことから逃げ続け、何の努力もせず、妻が暴漢に襲われていてもただ見ているだけのどうしようもない男に見えてしまった・・・
30年の年月にすっかり私は変わったのでしょうか。

この作品は、太宰治の自伝的要素がかなり含まれているといわれています。
何度も自殺を繰り返した揚句、妻子を残して愛人と心中した太宰治という作家の生き方を、私は認められないのかもしれません。 
 
     これは私の個人的な感想です。
     太宰治ファンの方、ごめんなさい。

最後に、私は血液型差別者ではありませんが・・・
この物語そのものには共感できなかったけれど、全体に流れる虚無感というか厭世感というか二面性というか・・・そういう感覚はすっと受け入れることが出来ました。
ああ、太宰治はAB型じゃないかしらと思ったら・・・
やっぱりAB型でした。

~・~・~・~・~・~・~・

まだ実社会に出ていないピュアな感性を持っていた頃と、今の自分の感性があまりに違ってびっくり!!
これはなかなか面白いです。
でも次回は明るい内容の本を読んでみることにします。

プロフィール

Author:woojyan
千葉県在住。
思い描いていた気ままな50代とはほど遠いけど・・・
今は会社員の夫と認知症の実母、そしてたくさんの動植物と暮らしてます。

庭の猫たち

おたん(♀) 推定2015年生まれ。猫一家のお母さん。16年夏より時々姿を見るようになり、秋に1匹ずつ子どもを引き連れてやってきた。

おたんの子供たち (右上)茶白猫・茶シロー(♂) 2016年春生まれ。優しくて面倒見のよいお兄さん。

(右下)茶トラ猫・ナオト(♂) 2016年夏生まれ。他の子の対応を見てから行動する慎重派。

(中下)黒猫・クロ(♀)
2016年夏生まれ。兄妹の中で一番の運動神経の持ち主。

(左)三毛猫・もみじ(♀) 2016年夏生まれ。好奇心旺盛で、甘えん坊な末っ子気質。

おちょう(♀) 推定2016年春生まれ? 2016年秋ごろから庭訪問の優しい子。おたんにそっくりだけれど、親子ではないらしい。

おこげ(♀) 推定2015年秋生まれ? 2017年1月から仲間入り。とってもビビり。

お☆さまになりました

幸多(♂)雑種猫 年齢不詳。6,3kg。我が家周辺で野良生活をした後、13年4月より家猫修行開始。エイズキャリアで腎機能障害あり。気は優しくて力持ちの食いしん坊。2016年1月お☆さまになりました。

ぴ~ちゃん(♀)セキセイインコ 06年春頃生まれ。幼鳥の時、迷子で保護。気が強くて怖いもの知らず。口癖は「ぴ~ちゃんカワイイ」 2013年11月お☆さまになりました。

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